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儲かっている企業の見分け方3.経営者は商売上手か(3)
「2.経営者は商売上手か(2)」の続きです。
負債が増えると利益率が
高くなる可能性があるということについてですが、
前回のマンションの例で説明いたしますと、
負債が増えるとどうなるかですが、
マンションの価格が2000万円、
自己資金が500万円、
銀行借入れが1500万円、
で購入したとします。
収入は前と同じで
月に10万円の家賃で貸し
年に120万円の収入。
費用はマンションの維持費・管理費、
税金は同じですが、
銀行への利払いが10万円増えて
合計で80万円だとします。
そうしますと120万円の収入から、
80万円の費用を引いた
40万円が利益になります。
これでROEを計算しますと、
利益40万円 ÷ 自己資金500万円 = 0.08 0.08 × 100 = 8% 株主資本利益率(ROE) = 8% |
となり、この場合のROEは8%になります。
銀行借入1000万円の時は
ROEは5%でしたが、、
銀行借入が1500万円になると
ROEは8%と利益率が高くなってしまいます。
このように負債が多いと利益率が高く
なってしまいますから
この指標を使うにあたっては、
多額の借入れをしていないか
総資産に対する負債比率に注意してください。
負債比率を先ほどのマンションで説明いたしますと、
| 銀行借入1000万円÷マンション2000万円=0.5 0.5×100=50% 負債比率 = 50% |
負債比率は50%です
|
負債比率は75%と高くなります。
負債比率が高いとどうなるかですが、
さきほどの例をみていただくと分かりますが、
借入れが増えると
10万円利払いが増えますから、
50万円あった利益が
40万円と少なくなってしまいます。
さらに、景気が下り坂になった場合、
売上が下がっても利払いは変わりませんから
経営が苦しくなってしまいます。
したがって、多額の借入れをしなくては
利益率を上げられないような事業内容の企業には
かかわらないほうが良いということになります。
このように株主資本利益率は
借入金に頼るのではなく、
株主資本を上手に使って
どれだけ利益を上げているかを
みる指標になります。
たとえば、各年度において平均30%の
高い利益率をあげているということは、
その企業は毎年コンスタントに
株主の価値を30%高めてくれている事になります。
ちなみにバフェットの投資した
コカコーラの株主資本利益率は31%です。
次回は、その他の財務に関する指標を
お伝えいたしますね。