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投資家が儲かる企業とは1.純利益だけでは評価できない
企業を評価するには、
数年度における平均的な業績で判断します。
ここでは、企業の業績を評価する為の
おもな指標をお伝えいたします。
まずキャッシュフローと1株利益です。
企業の決算期になると、
新聞などのニュースで、
売上高と純利益がそれぞれ、
いくらいくらだったと発表があります。
企業の業績を評価するこの純利益についてですが、
たとえば、設備投資をほとんど必要としない
コンピューターのソフトを開発する
企業があったとします。
このような企業だと税引後利益である当期純利益が
そのままキャッシュフローとなりえます。
毎年、当期純利益が増えているようであれば、
企業も成長しキャッシュフローも増えていると
評価することがあるていど可能でしょう。
ところが、自動車製造業のような企業だと
当期純利益がそのままキャッシュフローとはなりません。
自動車の場合は毎年マイナーチェンジのために
設備投資を必要とします。
その為の資金は当期純利益から出されますから
キャッシュフローはその分減少してしまいます。
さらに、マイナーチェンジの年と
フルモデルチェンジの年では
設備投資の資金も変わってきますから、
各年のキャッシュフローも変わってきてしまいます。
そうなると単純に当期純利益だけでその企業を
評価することはできないということになります。
そうしますと、ソフトの開発企業と、
自動車製造の企業を
各年の当期純利益だけをみて単純に
評価することもできないということになります。
また、よく使われる指標である1株利益でも
実際にその企業の業績は
分からないことになります。
1株利益は、
税引利益÷発行済株式数=1株利益
と計算します。
この式の税引利益が当期純利益になります。
さきほどの、設備投資をあまり必要としない
コンピューターのソフトを開発する
ような企業であれば、
毎年、1株利益が増えていれば、
企業も成長していると評価することが
あるていど可能になってきます。
ところが、自動車製造のような製造企業だと
当期純利益から
設備投資の資金は出されますから
実際には設備投資の分だけ
1株利益は少なくなってしまいます。
そうなると単純に1株利益だけでその企業を
評価することはできないということになります。
このように1株利益では、
ソフト開発のような企業と
自動車製造業のような
設備投資が必要な企業を
単純に各年の1株利益だけをみて
評価することもできないということになります。
バフェットは、企業を評価するには、
営業活動によるキャッシュフロー
(純利益と減価償却費の合計)
から、
投資活動によるキャッシュフロー
(設備投資額と運転資金の合計)
を引いた、
オーナー収益を使うほうがよいが
それでも正確な数字は示せないと言ってます。
次回は企業の経費についてお伝えいたしますね。