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株主の価値を高める経営者か1.株主本位の経営者か
あなたは、このような話を聞いたことはないでしょうか。
「○○の駅にある、△△レストランで食べたことある」
「あるけど、あそこって店構えは立派だけど、
値段が高い割りに美味しくないよね」
「それが、会社の友達がこの前食べに行ったら、
味が、ガラット変わってたんだって」
「どう変わったの?」
「先月、前のコック長が辞めて新しいコック長に変わったらしんだけど、
それから美味しくなったんだって」
「ふーん・・・」
「前は安い冷凍の材料を使って
化学調味料でごまかしたような味だったでしょう」
「そんな味だったね、コンビニとたいして変わらなかったもんね」
「だけど今度のコック長の料理は、新鮮な良い材料を使ってるなと、
食べたらすぐわかるような味だったらしいよ。
それでいて、値段は前と同じなんだって」
「本当、それじゃ今度一緒に食べに行こうか」
「うん、行ってみよう」
いかがでしょう、よく聞くような会話ではありませんか。
では、このレストランについて少し考えてみましょう。
コック長はオーナーから店の運営をまかされた、
経営者の立場にあります。
仕入れ、売値など店舗経営の決定権は自分が持ち、
最終的な利益報告をオーナーにします。
自分の経営の成果として、利益が増えれば
給料のアップも認められるわけです。
そこで前のコック長は、手っ取り早く利益をだすのに、
材料費を削ったわけです。
分かりやすいように、
カンタンな式で書くとこのようになります。
|
売上 - 材料費 = 粗利益 粗利益 - 経費 = 利益 |
経費は、ほとんどが固定費で変わりませんから、
この式のうち、
材料費が下がれば利益が増えるわけです。
しかし、目先の利益ばかりに囚われていると、
一時的には利益が増えてもだんだんお客が離れ、
売上げが下がり、利益は減少します。
当然オーナーはコック長を変える事になります。
新しいコック長は、新鮮な良い材料を使いました。
しかし、先ほどの式だと、材料費が増えれば、
利益が下がります。
これでは初めから利益は望めない事になります。
このコック長は、
どのように利益を出すつもりなのでしょうか?
100円で売る商品があったとします。
前のコック長は目先の利益を増やそうと、
通常30円ぐらい予定する材料費を
20円ぐらいに抑えたのです。
そこで利益を10円捻出したのです。
新しいコック長は
通常30円ぐらい予定する材料費を
経営に支障がでない程度の、
35円ぐらいに増やしたのです。
この材料を使った料理を食べた多くの客は、
値段と料理を比べてみて、
満足するのではないでしょうか。
このコック長の料理から受ける印象は
お客の立場としては、
信頼できる誠実な人柄に見えるでしょう。
そうなれば、客数が増え、
売上が伸び、利益が上がります。
オーナーの立場から見ますと、
・材料費が通常の30円で オーナー利益が100万円 ・材料費が5円高い35円で オーナー利益が130万円 |
というように、材料費がアップしても、
客数が増えて売上が伸び、
利益が上がればオーナーとしても満足です。
コック長の経営の成果として、
給料のアップも認められるでしょう。
これを、上場企業に当てはめると
オーナーは、株主といえます。
コック長は、CEO(最高経営責任者)です。
材料費のアップは、利益の先行投資
ともみれます。
お客は、消費者でもあり一般の投資家でもあります。
このレストランのように、
株主から見て信頼できる誠実な経営者
がいる企業に投資したいものです。
こうした株主本位の経営を行なえば、
先ほどの会話の例のように、
友達が友達を誘うように、
良い投資先を求めている一般投資家を惹きつけ、
株価の上昇にもつながっていきます。
では、次回からどのような経営者が良いかお伝えします。