株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

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株主の価値を高める経営者か

3.株主が得する利益の配分(2)

「2.株主が得する利益の配分(1)」の続きです。

前回お伝えした例の続きで説明すると、
銀行からの借入れ金の利子に及ばない利回りしか
期待できないのであれば、
借入れ金を繰り上げ返済したほうが良いことになります。
これが株主への資金の還元です。


株主への資金の還元を企業としてみてみると、
企業がある程度成熟し成長率が衰え、
投資効率が悪くなっているのなら、
安易に企業規模を拡大するのではなく、
株主へ増配したり、自社株の買戻しに資金を使うという事です。


それでは、自社株の買戻しについてカンタンに説明します。

たとえば、ここに丸いピザがあるとします。

そのピザを10等分にカットして10人で分けたとすると、
1人分は1/10づつになります。

しかし、5人で分けたとすれば、
1人分が、2/10づつと増えますから、
10人で分けたときの倍になります。

ピザ全体を企業、
カットしたピザを発行済株式数
ピザを分け合った人が株主
と考えてみてください。

あなたが、某社の株主だとします。

あなたは初め某社の10パーセントの株を保有していたとします。
某社が50パーセントの自社株の買戻しを行なったとすると、
発行済株数は半分になります。


そうなると、某社に対するあなたの持ち株比率は、
何もしなくても10パーセントから、
20パーセントに増えてしまいます。

もちろん、例のように
一度に50パーセントの自社株の買戻しを
行なう企業はないとおもいますが、
少しづつでも企業が自社株を市場で買い戻すということは、
株を売らずに長期持ち続けている株主にとっては、
大変な利益になります。

自社株の買戻しを行なっても、
企業の価値が下がるわけではありませんから、
発行済株数が少なくなれば、
その分株価も上昇します。

さらに、企業があなたに配当を支払うと、
あなたは配当に対しての税金を支払わなければいけません。

しかし、自社株の買戻しの場合には税金を支払うことなく
利益を得ることができるわけです。


この続きは次回にお話しますね。