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株主の価値を高める経営者か5.考えのぶれない経営者
経営者が本業と関係ない事業を止め、
利益率の高い事業を守って経営している企業は、
収益が上がり市場価値も高まるでしょう。
ところが多くの経営者は逆に事業を拡大し
他社と同じ行動をとりたがります。
例えば、大手スーパーでは、
A社が中堅のスーパーを買収すると、
B社も同じように買収し、
次から次へと買収と提携を繰り広げます。
B社が郊外の駅に大型店を出店すると、
A社も同じ駅へ隣あって出店してきます。
コンビニでは、
立地の良さそうな場所だと、
道路をはさんで向かいどうしでも出店し
店の中の陳列商品も同じようなものが並び
他店と違う物を探すほうが難しいぐらいです。
自動車メーカーでは、
A社がワンボックスカーを出してそれがヒットすると、
B社、C社もさっそく同じように出してきます。
B社が消費者の信頼を得るために
テストコースを新しく作ると、
A社も新しいテストコースを作ります。
これは、家電メーカーにおいても同様です。
A社が薄型テレビで利益を上げ先行しそうだと、
B社、C社、D社も負けてはいけないと、
資金を投下し、薄型テレビの研究、
開発、製造にのりだします。
なぜこのように、
同じようなことをするのでしょうか?
それは、ほとんどの経営者が、
同業他社と同じ事をやっていると
安心だからです。
そして、同じ事をやっておけば、
それが結果的に失敗に終わっても、
自社だけではなく他社も同じように失敗
した事になり申し開きができるからです。
しかし、株主としては
これではたまったものではありません。
株主が経営者に望むのは、
同業他社の動きなどにとらわれず、
不採算事業は切り捨てる。
そして自社の本業とする
収益力の高い事業に力を注ぐ。
生まれた利益を
さらに利益率の高い事業に再投資する。
経営者がこのような素晴らしい業績をのこせば、
市場はそれを高く評価し株価も上がるでしょう。
株主が望むのは、
本筋から考えのぶれない経営です。
この続きは次回にお伝えしますね。