株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

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株主の価値を高める経営者か

6.経営者の報酬と不正会計(1)

ここでは経営者の報酬と
会計処理についてお伝えします。

多くの経営者は、
同業他社の経営者が多額の報酬を得ていれば
自分も同じように多額の報酬を得てあたりまえだと考えます。

しかし、前回までにお伝えしましたように
多くの経営者は他社と同じ様な事しかおこなわず
平均、もしくは平均以下の業績しか残していません。

また、あなたも新聞紙上で、何か問題をおこした経営陣が
頭を下げている写真を見たことがあるとおもいますが、
記事の内容を読んでみると
「役員報酬の返上などの処分は見送った」
というような会社側の態度がよく書かれています。

これによって株主は損失を受けますが、
問題を起こした経営者や役員は
多額の報酬を得たままです。

さらに、経営者や役員は慣例的に
ストックオプションによる報酬も得られます。

ストックオプションについて少し説明いたしますと。
この制度はITなどのベンチャー企業だけではなく、
今や日本の大手企業にも浸透しつつあります。

まず、会社の取締役や従業員に対し、
「新株予約権」を無償で発行します。

株価が上昇し、あらかじめ決められた価格(権利行使価額)
を上回った時点で、取締役・従業員は会社に対し権利を行使します。

会社は権利行使を受け、
新株あるいは会社の所有する自己株式を交付します。

取締役・従業員は権利行使価格で取得した株式を
時価で売却することにより
株価上昇分の利益が得られるのです。

このように利益が株価上昇と直接連動しているため、
権利保有者である取締役・従業員は株価上昇のために
会社業績の向上に努めるという効果が期待できます。

では株主にとってはどうでしょうか。
取締役や従業員が権利を行使することにより、
時価より低い価格で株式を発行することになりますから、
一般株主にとっては、株式価値の希薄化につながり
不利益になってしまいます。

話をもどしますが、
先に書きましたように、ストックオプションは
業績目標を達成する事ができない経営者にも
給料の他に慣例的に与えられるのです。

これでは株主は報われません。
こような経営が行われている企業には、
投資しないほうがよいです。

投資するには、
経営者の報酬が、
プロ野球の選手や
Jリーグの選手のように
業績に応じた報酬体系をとる企業が好ましいでしょう。


ちなみにバフェットが経営している
投資会社のバークシャー・ハサウェイから得る
彼の報酬は年棒10万ドルです。


次回は、不正な会計処理についてお伝えしますね。