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儲かる銘柄の見分け方6.長期的な比較優位性があるか(4)
「5.長期的な比較優位性があるか(3)」の続きです。
さらに、比較優位性のある企業は、
インフレに対しても強みがあります。
インフレとはごぞんじのように物価が上昇することです。
一般的な企業では人件費や原材料費が上昇しても、
販売量を増やさなくてはなりたたないメーカーは、
他社メーカーより少しでも安くと考え、
薄利多売になってしまいます。
そうなると、売値より生産コストのほうが高くなることもあり、
赤字が累積していきます。
一方、比較優位性のある企業の場合いには、
インフレに合わせて値上げをしても、
消費者が必要とする製品であれば売上が下がる心配はありません。
その企業だけが提供できる特殊性や独自性を持つ、
マイクロソフトの「ウインドウズ」のような製品であれば、
顧客を失うことなくインフレ分だけ価格を引き上げることができるわけです。
ここからが重要なポイントですが、
あなたが現金100万円を銀行に貯金していたとします。
インフレで物価が5%上がったとすると、
あなたの銀行に預けた現金の価値は、
5%下がってしまったことになります。
ちょっとわかりづらいかもしれませんね。
具体例で説明いたします。
インフレで物価が5%上がるということは、
一個100円で買えてたリンゴが、
105円出さなければ買えないという事です。
あなたが100万円だせば買える予定だった車が、
105万円ださなければ買えなくなってしまったのです。
ということは、インフレによって
あなたの現金の価値が5万円分目減り
してしまった事になるのです。
もしあなたが、100万円を銀行に預けるのではなく
比較優位性のある、今迄お伝えしたような企業に投資すれば、
製品価格をインフレ分だけ引き上げることができるので、
あなたの投資した持ち株の価値も上がるのです。
さらに、内部留保利益が持続的に増え続けることにより、
市場は、企業の真の価値を評価し
株価のほうも持続的に上昇します。
このような企業に、
長期的に投資することにより
株主の利益もどんどん増えていくことになるわけです。
この章の締めくくりに、
「バフェットの投資原則」の本よりバフェットの発言を紹介します。
「生きている間に、素晴らしいビジネスのアイデアにめぐり合うことができたら、
本当に幸運だと思います。実際、このコカ・コーラ社は世界最強のブランド力を有し、
しかも非常に手ごろな価格で商品を提供しています。消費者の評判もよく、
一人当たりの消費量はほぼすべての国で、ほぼ毎年増加しています。
こんなすごい商品はほかにはひとつもありません」
バフェットは、コカ・コーラ社の株を1988年、1989年に10億ドル以上を投じて買い入れている。
同社株は、すでにその直前の6年間で5倍、60年間で500倍にも値上がりしていたのである。
ところが彼はこの投資によって、その後の3年間で、その投資額を4倍にしたのです。
ところで、あなたもこのようなエクセレントカンパニーに投資したいと思いませんか。
次の章では、
たとえ株価が安いからといっても、絶対買ってはいけない
投資すれば、あなたも身を滅ぼすことになるかもしれない
企業についてお伝えします。