株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

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儲かる銘柄の見分け方

7.買っても報われない企業(1)

ここでは、前回お伝えした企業とはまったく逆で、
たとえ株価が安いからといっても、絶対買ってはいけない
危険な企業についてお伝えします。


あなたに次のような質問をしたとします。

「ティッシュペーパーや、トイレットペーパーを
スーパーで買うときの基準は何ですか?」

「車にガソリンを入れる時に、スタンドを選ぶ基準は何ですか?」

「同じような性能のテレビを買うときの基準は何ですか?」

このように、似たり寄ったりの製品であれば

あなたの答えは、

「どこの製品が一番安いかで選ぶ」

という事ではないでしょうか。


たとえ株価が安いからといっても、

絶対買ってはいけない危険な企業とは、

このように値段が基準で買われるような製品を提供している企業です。


身近なティッシュペーパーを考えてみるとよく分かるのですが、

値段の安いところが最も多く売り上げるといことで、

メーカー各社は、激しい値下げ合戦を繰り返し、

利益は限りなく0に近づき、

最後には、製造コストより販売価格の方が下回ってしまいます。


これを解決する為にはどうすればよいでしょうか?


カンタンな方法としては、販売価格より製造コストを下げればよいのです。

そこで、製造工程や設備を改善してコストの低減を行います。

低コストでの製造が上手くいき収益も高まりやっと一息です。


しかし、ほっとしていられるのも束の間です。

競合の他社も指を咥えて眺めているわけではありません。

当然、同じような改善策を行ってきます。

そしてまたシェア争いの値下げ合戦です。


ところがそれだけではすみません。

現在では、そこへ追い討ちをかけるように、

人件費の安い国で作られた商品がどっと押し寄せてきて、

さらに安い価格で販売されるといことも起こりえます。


消費者にとってはありがたい事ですが、

企業にとっては楽しい事ではありません


生き残るためには更なる製造工程の改善を行わなければなりません。

そうなると、前章でお伝えした、比較優位性のある企業のように

内部留保利益を自社の事業拡大や新製品の開発にあてたり、

企業の買収費用に振り向けることなどとてもできません。

それどころか、これらの企業は、

激しい価格競争に打ち勝つために行った

度重なる設備投資のための借入金が、

ばく大な金額になっていることが多いのです。

そして、このような悪循環が繰り返される限り

借金は増え続けるのです。

まさに低コスト競争という名のあり地獄です。


では、具体的にどのような事業が、

このような状態に陥りやすいかを、

次の章でお伝えいたします。