株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

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カンタンにわかる財務指標

株価キャッシュフロー倍率:PCFR (1)

株価キャッシュフロー倍率(かぶかキャッシュフローばいりつ)
PCFR(Price Cash Flow Ratio) は、
株価を1株当たりキャッシュフローで割ることによって
株価が1株あたりキャッシュフローの何倍まで買われているかを示す指標です。
キャッシュフローで株価を割ることによりPERよりも、企業の成長力を
加味した指標といえます。

では具体的に説明していきます。

1株当たりキャッシュフローの
「キャッシュフロー」ですが、
これは税引後利益から
配当金と役員賞与を引いた内部留保に
減価償却費を加えたものです。

まず、税引後利益についてですが
下表の損益計算書を使って
税引後利益までの流れをカンタンに
説明いたします。

損益計算書
勘定科目 (百万)
売上高 2000
収入合計 2000
売上原価 1200
売上総利益(粗利益) 800
販売費及び一般管理費合計 300
営業利益 500
営業外収益 60
営業外費用 100
経常利益 460
特別利益 20
特別損失 40
税引前利益 440
法人税等 176
税引後利益(当期純利益) 264

@売上総利益(粗利益)は、

売上高から、

卸・小売業では商品の仕入れ原価

製造業では原材料や、工場の人件費、
減価償却費などの製造原価

上記の売上原価を差し引いて計算します。

 @売上総利益 = 売上高 - 売上原価

        compu_m2.gif

A営業利益は、

@売上総利益」から、

販売費や一般管理費を差し引いて計算します。

 A営業利益 @売上総利益 - 販売費や一般管理費

        compu_m2.gif

B経常利益は、
A営業利益」に、
本業以外の活動によって得られた「営業外収益」や「営業外費用」である
受取利息や支払利息などの財務活動に関する損益などを加減して経常利益を計算します。

B経常利益 A営業利益 +営業外収益 - 営業外費用

        compu_m2.gif

C税引前利益は、
B経常利益」に、
「特別収益」と「特別損失」である
土地や工場用地を売却した際の利益や
貸倒損失や工場が火災などの被害にあった際の損失などの
臨時の損益を加減することで、
税引前当期純利益を算出します。

 C税引前利益 B経常利益 +特別収益 - 特別損失

         compu_m2.gif

D税引後利益(当期純利益)は、
C税引前利益」から、
法人税、住民税、事業税を
差し引いたものを当期純利益といいます。

下表の一番下の欄

 D当期純利益

の部分がそれです。

損益計算書
勘定科目 (百万)
売上高 2000
収入合計 2000
売上原価 1200
売上総利益(粗利益) 800

販売費及び一般管理費合計 300
営業利益 500

営業外収益 60
営業外費用 100
経常利益 460

特別利益 20
特別損失 40
税引前利益 440

法人税等 176
税引後利益(当期純利益) 264
@
A
B
C
D

         compu_m2.gif

次に、この当期純利益から配当金と役員賞与
を引いたものが内部留保です。

 内部留保 D当期純利益 - 配当金 - 役員賞与

         compu_m2.gif

そして、この内部留保
減価償却費を加えたものが、
「キャッシュフロー」
です。

 キャッシュフロー 内部留保 + 減価償却費

では、なぜこのように減価償却費を加えるのでしょうか?

それについては、次回お伝えいたします。