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カンタンにわかる財務指標株価キャッシュフロー倍率:PCFR (2)
「株価キャッシュフロー倍率:PCFR (1)」の続きです。
キャッシュフローを求めるのになぜ減価償却費を加えるかですが、
| キャッシュフロー = 内部留保 + 減価償却費 |
まず、減価償却費についてカンタンに説明いたします。
減価償却費とは、
工場や機械類、店舗、器材などに
投資したものは、
税務上その購入金額を
取得した年の経費として
一括して計上することはできません。
その資産(工場や機械類、店舗、器材)が、
使用できる期間に応じて、
経費として認められる金額を
減価償却費として
毎年、計上していくのです。
ようするに、購入した年に
代金は支払われていますから
その後の年は、
実際に現金が出て行くわけではなく
帳簿上の費用でしかないのです。
では、なぜ減価償却費を加えるかですが、
売上総利益を計算するときに
売上高から、
売上原価の経費として
減価償却費
を差し引いて計算します。
下表@の欄
| 売上原価(減価償却費など) |
の部分がそれです。
| 損益計算書 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| @売上総利益 = 売上高 - 売上原価(減価償却費など) |
となります。
しかし、減価償却費は
実際に現金が出て行くわけではなく
帳簿上の費用でしかありません。
この分のお金は企業の手元に
残っているわけです。
そこでキャッシュフローとして
足し戻すのです。
少し複雑ですが、
整理すると次のようになります。
工場や機械類、 店舗、器材などに 投資 ![]() |
購入した年に 代金は支払い済み ↓ 税務上 経費として 一括計上できない |
|
使用できる期間に応じて、 経費として認められる金額を 減価償却費として 毎年、計上していく |
||
| 売上高から経費として減価償却費を差し引く @売上総利益 = 売上高 - 売上原価(減価償却費など) |
||
減価償却費は、 帳簿上の費用でしかなく、 この分のお金は 企業の手元に 残っている |
||
| そこで、減価償却費を足し戻す キャッシュフロー = 内部留保 + 減価償却費 |
||
このようにキャッシュフローとは
内部留保と減価償却費を合計したものなのです。
これで、1株当たりキャッシュフローの
「キャッシュフロー」についてお分かりいただけたでしょうか。
次回は、
1株当たりキャッシュフロー
そして本題である
株価キャッシュフロー倍率について
説明いたしますね。
