株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

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カンタンにわかる財務指標

株価キャッシュフロー倍率:PCFR (2)

株価キャッシュフロー倍率:PCFR (1)」の続きです。

キャッシュフローを求めるのになぜ減価償却費を加えるかですが、

 キャッシュフロー = 内部留保 + 減価償却費

まず、減価償却費についてカンタンに説明いたします。

減価償却費とは、
工場や機械類、店舗、器材などに
投資したものは、
税務上その購入金額を
取得した年の経費として
一括して計上することはできません。

その資産(工場や機械類、店舗、器材)が、
使用できる期間に応じて、
経費として認められる金額を
減価償却費として
毎年、計上していくのです。

ようするに、購入した年に
代金は支払われていますから
その後の年は、
実際に現金が出て行くわけではなく
帳簿上の費用でしかないのです。

では、なぜ減価償却費を加えるかですが、

売上総利益を計算するときに
売上高から、
売上原価の経費として
減価償却費
を差し引いて計算します。

下表@の欄

 売上原価(減価償却費など)

の部分がそれです。

損益計算書
勘定科目 (百万)
売上高 2000
収入合計 2000
売上原価(減価償却費など) 1200
売上総利益(粗利益) 800

販売費及び一般管理費合計 300
営業利益 500

営業外収益 60
営業外費用 100
経常利益 460

特別利益 20
特別損失 40
税引前利益 440

法人税等 176
税引後利益(当期純利益) 264
@
A
B
C
D

@売上総利益 = 売上高 - 売上原価(減価償却費など)

となります。

しかし、減価償却費
実際に現金が出て行くわけではなく
帳簿上の費用でしかありません。
この分のお金は企業の手元に
残っているわけです。
そこでキャッシュフローとして
足し戻すのです。

少し複雑ですが、
整理すると次のようになります。


工場や機械類、
店舗、器材などに
投資

athle_tp.gif
b_lis019.gif 
購入した年に
代金は支払い済み


税務上
経費として
一括計上できない


compu_m3.gif

使用できる期間に応じて、
経費として認められる金額を
減価償却費として
毎年、計上していく

b_ico016.gif

compu_m3.gif
 
 売上高から経費として減価償却費を差し引く

 @売上総利益 = 売上高 - 売上原価(減価償却費など)
  
compu_m3.gif

減価償却費
は、
帳簿上の費用でしかなく、
この分のお金は
企業の手元に
残っている

b_ico017.gif

compu_m3.gif
 
 そこで、減価償却費を足し戻す

 キャッシュフロー
内部留保 + 減価償却費
  

このようにキャッシュフローとは
内部留保減価償却費を合計したものなのです。

これで、1株当たりキャッシュフローの
「キャッシュフロー」についてお分かりいただけたでしょうか。

次回は、
1株当たりキャッシュフロー
そして本題である
株価キャッシュフロー倍率について
説明いたしますね。