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カンタンにわかる財務指標

株価キャッシュフロー倍率:PCFR (3)

「株価キャッシュフロー倍率:PCFR (2)」の続きです。

ではまず、
「1株当たりキャッシュフロー」について
説明いたします。

1株当たりキャッシュフローは、
前回お伝えいたしました
キャッシュフローを
発行済株式数で割ったものです。

計算式は、


 1株当たりキャッシュフロー
   キャッシュフロー ÷ 発行済株式数
 

となります。

このようにキャッシュフローを
発行済株式数で割ることにより

企業の規模や発行している株式数に関係なく
1株に対するキャッシュフローをあらわす指標となります。

そして、
株価
をこの1株当たりキャッシュフロー
割ったものが、「株価キャッシュフロー倍率」です。

計算式は、


 株価キャッシュフロー倍率
   株価 ÷ 1株当たりキャッシュフロー
 

となります。

このように
株価を1株当たりキャッシュフローで
割ることにより
株価が1株当たりキャッシュフローの
何倍まで買われているかが分かります。

株価キャッシュフロー倍率と同じように、
株価が割高か割安かを比べる指標として
PER(株価収益率)がありますが、
PERは減価償却費を差し引いたあとの
当期純利益で求めます。

PER(株価収益率)をカンタンに説明しますと、

まず当期純利益
発行済株式数で割ります。

計算式は、

 当期純利益 ÷ 発行済株式数 = 1株当たり利益

となります。

このように当期純利益
発行済株式数で割ることにより
1株に対する企業の収益力を計算します。

次に
株価
をこの1株あたり利益で割ると
株価収益率(PER)がでます。

計算式は、


 株価収益率(PER)

   株価 ÷ 1株当たり利益
 

となります。

先に説明いたしました、
株価キャッシュフロー倍率 の計算式を、
もう一度ご覧いただいてPERの計算式と比べて見てください。


 株価キャッシュフロー倍率
   株価 ÷ 1株当たりキャッシュフロー
 

株価キャッシュフロー倍率を計算する、
1株当たりキャッシュフローの
「キャッシュフロー」ですが、
これは税引後利益である当期純利益から
配当金と役員賞与を引いた内部留保に
減価償却費を加えたものです。

一方、
株価収益率(PER)を計算する、
1株当たり利益ですが、
これは減価償却費を差し引いたあとの
税引後利益である当期純利益
発行済株式数で割ることにより
1株あたり、当期純利益の何倍まで、
株価が買われているのかを計算したものです。

したがって、
設備投資に力を入れている
企業ほど減価償却費が多くなり
当期純利益は少なくなります。
当然PERも違ってきます。

次回は例をあげて比べてみましょう。