手堅く10年で10倍を目指す 『株式投資の基礎知識』 > カンタンにわかる財務指標 > 株価純資産倍率:PBR (2)
カンタンにわかる財務指標株価純資産倍率:PBR (2)
「株価純資産倍率:PBR (1)」の続きです。
株価純資産倍率:PBRについての
例をあげてみましょう。
| A社 純資産額 = 2,200億円 発行済株式数 = 9,000万株 株価 = 4,700円 だとすると、 2,200億円 ÷ 9,000万株 = 2,444円 4,700円 ÷ 2,444円 = 1.92倍 株価純資産倍率(PBR) = 1.92倍 |
となります。
この式からわかるように
株価純資産倍率(PBR)
が、1倍ということは
| 株価純資産倍率(PBR) = 1倍 |
1株当たりの純資産額と株価が
同じということになります。
| 1株あたり純資産 = 株価 |
例をあげてみましょう。
| B社 株価 = 4,700円 1株当たり純資産 = 4,700円 だとすると、 4,700円 ÷4,700円 = 1倍 株価純資産倍率(PBR) = 1倍 |
となります。
したがって、
株価純資産倍率が1倍に近づくほど
株価は割安であるということになり
株価純資産倍率が高いほど
株価は割高と判断します。
たとえば、このような企業があったとします。
| C社 株価 =7,010円 1株当たり純資産 = 3,418円 だとすると、 7,010円 ÷ 3,418円 = 2.05倍 株価純資産倍率(PBR) = 2.05倍 |
となります。
仮にこのC社が解散した時には、
1株当たり純資産は3,418円ですから
株式の購入資金7,010円の約半分しか
戻ってこないことになります。
| 株価7,010円 - 1株純資産3,418円 = 3,592円 |
逆に、株価純資産倍率が1倍以下
だとどうなるでしょうか。
| D社 株価 =2,905円 1株当たり純資産 = 3,418円 だとすると、 2,905円 ÷ 3,418円 = 0.85倍 株価純資産倍率(PBR) = 0.85倍 |
となりますから、株価純資産倍率が
1倍以下になります。
このD社が解散した時には、
1株当たり純資産である3,418円より
株式の購入資金 2,905円は少ないので
投資した以上のお金が戻ってくる計算になります。
| 1株純資産3,418円 - 株価2,905円 = 513円 となるので 株価2,905円 より +513円 多く戻ってくる |
このように、
株価純資産倍率が1倍以下ということは、
株価は会社の解散価値である
純資産よりも低いわけですから、
売られすぎていることになります
しかし、実際には、PBRが1倍に近い、
または、1倍以下ということだけで
すぐに投資するのは危険です。
なぜ割安になっているのかを
その他の指標で確認し、
さらに企業や市場全体を取り巻いている要因を
よく調べた上で、
総合的に評価することが大切です。