株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

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カンタンにわかる財務指標

株主資本(かぶぬししほん) (2)

「株主資本(かぶぬししほん) (1)」の続きです。

では、それぞれをカンタンに説明いたします。

 

1.資本金
 

株主が払い込んだ金額です。
 

2.資本準備金


法定準備金のひとつで、株主が払い込んだ資金で
資本金に組入れられなかった部分が資本準備金です。
準備金が多いということは、企業の財務面の強化につながります。

たとえば、企業が新たに株を発行して増資をするとします。

額面50円の株を500円の時価で発行して増資をすると、
得られた資金のうち、半分の250円は
新たに資本金に組入れなければいけませんが、
残りの半分の250円は資本準備金にできます。
 


3.利益準備金

これも法定準備金のひとつで、
利益のうち、会社の財務面強化を目的に積み立てたものです。

法定準備金とは、
商法で積み立てることが定められている準備金のことで
不足の事態が生じた際に積み立てた法定準備金でこれを補ないます。
 


4.剰余金


自己資本のうち、資本金を超える部分が剰余金になります。
剰余金には、資本剰余金と利益剰余金があります。

資本剰余金は、
2で説明した資本準備金の剰余金です。

利益剰余金は、
3で説明した利益準備金の剰余金です。

法定準備金である資本準備金と利益準備金が、
資本の4分の1を超えると株主総会の決議で、
法定準備金は剰余金にすることができます。

このように準備金から剰余金になると、
企業は剰余金を自由に使えるようになります。
 


上表で説明した利益がでるまでの流れは
次のようになります。

企業は事業から得られた収益のなかから
まず他人資本(負債)の返済をします。

下の表の右側の
の部分がそれです。

貸借対照表
貸方 借方
資 産 他人資本
(負 債)

株主資本
自己資本

総資産 総資本

次に、税金を支払い
最後に残った税引き後利益が
当期利益になります。

下の表の右側
の部分当期利益
がそれです。

貸借対照表
貸方 借方
資 産 負 債
他人資本

株主資本
自己資本


-----------
当期利益
総資産 総資本

このように
株主資本とは、
株主の払込金である資本金及び資本準備金
利益のうちから、財務面強化を目的に積み立てた利益準備金
そして資本剰余金利益剰余金で構成されてます。

下の表の右側
の部分がそれです。

貸借対照表
貸方 借方
資 産 負 債
株主資本
(自己資本)

資本金
資本準備金
-----------
当期利益
利益準備金
剰余金

総資産 総資本

整理しますと、

  「株主資本(自己資本)」

  ・企業が株主から調達した資金

  ・その資金(株主資本)を元に事業を行なって生まれた利益

これらで構成されていますから
返済する必要がない資金です。

一方、「負債(他人資本)」は、遅かれ早かれ
必ず返済しなければなりません。

このことからお分かりいただけるように、
株主資本は株主の持分であると言えます。