株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

手堅く10年で10倍を目指す                    『株式投資の基礎知識』 > カンタンにわかる財務指標 > 総資産利益率:(ROA) (2)

カンタンにわかる財務指標

総資産利益率:(ROA) (2)

「総資産利益率:(ROA) (1)」の続きです。

「株主資本利益率:ROA」についての、
例をあげてみましょう。

たとえば、あなたと、
あなたの友達が
それぞれ中古のマンションを購入し、
賃貸をして収入を得たとします。

例1 あなたの友達

マンションの価格=2000万円だとして、
自己資金=1000万円、
銀行借入れ=1000万円、
で購入したとします。

図であらわすと
下の表のようになります。

貸借対照表
貸方 借方
資 産

マンション
2000万円
他人資本


銀行借入れ
1000万円
株主資本


自己資金
1000万円

総資産 総資本

このマンションを
月に10万円の家賃で貸すと
年に120万円の収入になります。

銀行への利払い、マンションの維持費・管理費、
税金などの費用が合計で70万円だとします。

そうしますと120万円の収入から、
70万円の費用を引いた
50万円が利益になります。

下の表の右側
の部分当期利益
がそれです。

貸借対照表
貸方 借方
資 産 他人資本
(負 債)

株主資本
自己資本

-----------
当期利益
50万円
総資産 総資本

したがって、2000万円の購入資金に対して
1年に50万円の利益が得られたことになります。

そこで、購入資金に対して、
どれだけの利益が得られたかを知る比率が
総資産利益率(ROA)です。

貸借対照表
貸方 借方
資 産 他人資本


銀行借入れ
1000万円

株主資本
自己資本

1000万円
-----------
当期利益
50万円
総資産 総資本

あなたの友達が購入資金に対して、
どれだけの収益が得られたかを計算すると


  利益50万円 ÷ 購入資金2000万円 = 0.025

  0.025 × 100 = 2.5%

  総資産利益率(ROA) 2.5%

あなたの友達のROAは2.5%になります。


例2 あなたの場合

マンションの価格=2000万円だとして、
自己資金=1000万円、
銀行借入れ=1000万円、
で購入したとします。

このマンションを
月に15万円の家賃で貸すと
年に180万円の収入になります。

銀行への利払い、マンションの維持費・管理費、
税金などの費用が合計で100万円だとします。

そうしますと180万円の収入から、
100万円の費用を引いた
80万円が利益になります。

下の表の右側
の部分当期利益
がそれです。

貸借対照表
貸方 借方
資 産 他人資本
(負 債)

株主資本
自己資本

-----------
当期利益
80万円

したがって、2000万円の購入資金に対して
1年に80万円の利益が得られたことになります。

では、あなたが購入資金に対して、
どれだけの収益が得られたかを計算すると


  利益80万円 ÷ 購入資金2000万円 = 0.04

  0.04 × 100 = 4%

  総資産利益率(ROA) 4%

あなたのROAは4%になります。

整理しますと、


 友達の ROA = 2.5%

 
あなたの ROA = 4%

ですから、

同じ2000万円の購入資金
あなたのほうが、
効率的に利用したことになります。

このように利益が増えると
総資本(総資産)に対する利益の収益率
表す総資産利益率(ROA)
が高くなります。

企業の業績評価指標としては、
総資本(総資産)に対して、
どれだけ高い収益率
達成したかということになり
その企業が商売が上手か下手かが
分かります。