株初心者のための株式投資&資産運用マニュアル

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カンタンにわかる財務指標

配当性向(はいとうせいこう) (2)

「配当性向(はいとうせいこう) (1)」の続きです。

「配当性向(はいとうせいこう)」についての、
例をあげてみましょう。

 
 A社


  1株当たり配当額=38円

  1株当たり当期利益204円

 だとすると、

  38円 ÷ 204円18.6%

  配当性向 = 18.6%
 

この場合の配当性向は18.6%になります。

一方、A社より配当額が多いと、

 
 B社


  1株当たり配当額=52円

  1株当たり当期利益204円

 だとすると、

  52円 ÷ 204円25.4%

  配当性向 = 25.4%
 

この場合の配当性向は25.4%になります。

この例のように1株当たり当期利益が同じでも、
1株当たり配当額が多くなると、
配当性向は高くなります。

しかし、この指標である配当性向は、
高いほうが良いとは言えません。

当期利益のうち配当金として
どのくらい支払われているかを表したものであって、
当期利益残りの部分は内部留保になります。

したがって配当性向が低いということは、
内部留保率が高いというこになります。

内部留保された利益は高収益な自社の事業拡大にあてたり、
新しい優良企業の買収費用に振り向けることになります。

このように利益を再投資することで、
今迄の利益に、プラスする利益が新たに加わることになり、
さらに、利益が増えることになります。

また、自社株の買戻しにも利益は使われます。

このように利益の再投資や
自社株の買戻しによって企業価値が高まれば、
市場が企業価値の増大を評価し、
株価の上昇要因になります。

利益の配分についての説明は
こちらをご覧下さい。