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カンタンにわかる財務指標PEGレシオ (1)
PEGレシオ(PEG ratio)は、
「株価収益率(PER)」を
「利益成長率」で割ることによって
企業の「利益成長率」に対して、
何倍の「株価収益率(PER)」になっているかを
示す指標です。
ネット関連など成長力の高い企業は
PER,PBRで判断すると割高に感じます。
そのようなときに「PEGレシオ」は役立ちます。
では具体的に説明していきます。
この指標を使う場合に必要になるのが、
「利益成長率」です。
これは、企業の利益の成長率のことで、
「1株当たり利益(EPS)」の成長率を使うのが
一般的です。
まず、「1株当たり利益(EPS)」について
下表の損益計算書を使って
「売上高」
↓
「税引後利益(当期純利益)」
↓
「1株当たり利益(EPS)」
までの流れをカンタンに
説明いたします。
| 損益計算書 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
@売上総利益(粗利益)は、
売上高から、
卸・小売業では商品の仕入れ原価
製造業では原材料や、工場の人件費、
減価償却費などの製造原価
上記の売上原価を差し引いて計算します。
| @売上総利益 = 売上高 - 売上原価 |
![]()
A営業利益は
「@売上総利益」から、
販売費や一般管理費を差し引いて計算します。
![]()
B経常利益は、
「A営業利益」に、
本業以外の活動によって得られた「営業外収益」や「営業外費用」である
受取利息や支払利息などの財務活動に関する損益などを加減して経常利益を計算します。
| B経常利益 = A営業利益 +営業外収益 - 営業外費用 |
![]()
C税引前利益は、
「B経常利益」に、
「特別収益」と「特別損失」である
土地や工場用地を売却した際の利益や
貸倒損失や工場が火災などの被害にあった際の損失などの
臨時の損益を加減することで、
税引前当期純利益を算出します。
| C税引前利益 = B経常利益 +特別収益 - 特別損失 |
![]()
D税引後利益(当期純利益)は、
「C税引前利益」から、
法人税、住民税、事業税を
差し引いたものを当期純利益といいます。
| D税引後利益(当期純利益) = C税引前利益 - 法人税など | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 損益計算書 |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]()
そして、
この当期純利益を
発行済株式数で割ったものが
「1株当たり利益(EPS)」です。
計算式は、
| 当期純利益÷発行済株式数=1株当たり利益(EPS) |
となります。
このように当期純利益を
発行済株式数で割ることにより
企業の規模に関係なく
1株に対する企業の収益力をあらわす指標となります。
次のページで
「1株当たり利益(EPS)」の成長率
についてご説明いたします。
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