手堅く10年で10倍を目指す 『株式投資の基礎知識』 > インド株への投資 > インド投資の魅力:中国とインドが世界経済の中心だった2
インド株への投資インド投資の魅力:中国とインドが世界経済の中心だった2
前回のつづきです。
三角貿易の構造は、イギリスがオランダとの覇権争いで
香料諸島における直接の足がかりを失い
インドに撤退したことによって、
胡椒・香辛料が中心だったインド洋貿易は、
木綿中心に変わります。

「1660年の後半からおよそ100年間、
ヨーロッパのアジアからの輸入の三分の二が
インド木綿を中心とする織物だったのです。」
川勝平太「日本文明と近代西洋」(NHKブックス)
このインドからの木綿の輸入、そしてキャラコといわれる
縮みのインド木綿がイギリスで大流行したのです。
それまでのイギリスおよびヨーロッパでは皮革・毛織物
中心の衣料でした。
縮みのインド木綿の大流行によって
イギリスおよびヨーロッパの織物産業は
重大な危機に直面します。
これを受け、イギリス議会はキャラコ輸入禁止令を
発し、さらにインド木綿のコピーづくりを奨励したのです。
それによって紡績機が開発され、いわゆる産業革命がおこりました。
そしてこの産業革命によって紡績機で大量のイギリス木綿を
作り出したため、イギリスとインドの木綿貿易の流れは入れ替わり
今度は逆にインドの織物産業が壊滅的打撃をうけ、
長年続いたインド文明の衰退、西欧文明の時代へと
代わっていったのです。
その後三次にわたる戦争を経て、
イギリスの植民地支配となり
第二次大戦後までインドの経済の衰亡と停滞は
続きました。
そして21世紀。
また再びアジアの時代をむかえたのです。